
フランス南西部、ボルドーワインで有名な都市ポワティエ近郊にある「ピラミッド・デュ・ジヴォー」は、その名の通りピラミッド型の建造物です。しかし、古代エジプトのピラミッドとは全く異なる、不思議な魅力を秘めた場所なのです。
紀元前3000年から2000年頃の青銅器時代後期に築かれたと考えられており、当時のヨーロッパで唯一のピラミッド型の建造物です。なぜこのような形が造られたのか、その理由は未だ解明されていません。考古学者たちは様々な仮説を立てていますが、決定的な証拠は見つかっていません。
ピラミッド・デュ・ジヴォーは、高さ約12メートル、底辺は約40メートルの石積みの構造物です。内部には複雑な通路や部屋がいくつもあり、当時の儀式や生活様式を垣間見ることができます。特に、ピラミッドの頂上からは、周囲の景色を一望することができ、その雄大さに圧倒されます。
ピラミッド・デュ・ジヴォーへのアクセスと観光情報
交通手段 | 詳細 |
---|---|
車 | ポワティエ市内から約30分 |
電車 | ポワティエ駅からバスで約20分 |
航空機 | ボルドー空港から車で約1時間 |
ピラミッド・デュ・ジヴォーは、年中無休で観光することができます。入場料は大人5ユーロ、子供3ユーロです。
見どころ
- 神秘的な石積みの構造: ピラミッドの内部は複雑な通路や部屋がいくつもあり、当時の建築技術の高さに驚かされます。
- 頂上からの絶景: 頂上からは周囲の田園風景を一望することができます。
- 古代文明の謎を解き明かす旅: ピラミッドの目的や建造方法など、未だ解明されていない謎が多く、想像力を掻き立てられます。
周辺観光情報
ピラミッド・デュ・ジヴォー周辺には、他にも歴史的な遺跡や美しい自然が広がっています。
- ポワティエ大聖堂: 12世紀に建てられたゴシック様式の壮大な大聖堂です。
- サンサンス修道院: 中世の修道院で、現在では博物館として公開されています。
- シャラント地方のワイン産地: ボルドーワインと並ぶ、フランスを代表するワイン産地です。
ピラミッド・デュ・ジヴォーは、その不思議な魅力に満ちた場所です。歴史好き、ミステリー好き、自然好きなど、様々な旅行者に楽しめる観光スポットと言えるでしょう。